厚生労働省は29日、2013年6月分の一般職業紹介状況を発表した。それによると、6月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント増の0.92倍となり、2008年6月の0.92倍以来、5年ぶりの高水準となった。
新規求人倍率(季節調整値)は前月比0.07ポイント増の1.49倍。正社員有効求人倍率(同)は同0.06ポイント増の0.51倍だった。
有効求人数(季節調整値)は前月比1.2%増の202万9,896人。一方、有効求職者数(同)は同1.0%減の241万986人となった。
新規求人数(原数値)は、前年同月比3.8%増の74万4,027人。産業別に見ると、全11産業のうち10産業で増加した。増加率が高かったのは、宿泊業、飲食サービス業が同13.5%増の61万20人、サービス業(他に分類されないもの)が同6.9%増の11万5,621人、教育、学習支援業が同5.9%増の1万1,268人など。それに対して、学術研究、専門・技術サービス業のみ前月より2.4%減少し2万4,538人となった。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)を見ると、最も高かったのは東京都で前月比0.06ポイント増の1.36倍。一方、最も低かったのは沖縄県で同0.01ポイント減の0.51倍となった。