総務省は30日、2013年6月分の労働力調査(基本集計、速報)結果を発表した。それによると、6月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.2ポイント減の3.9%となり、2008年10月以来、4年8か月ぶりに3%台に低下した。
完全失業率を男女別に見た場合、男性は前月比0.1ポイント減の4.1%、女性は同0.4ポイント減の3.5%。また、男女別・年齢階級別に見ると、男性は「55~64歳」を除く年齢階級で、女性は「25~34歳」「55~64歳」を除く年齢階級で低下した。
完全失業者数(原数値)は前年同月比28万人減の260万人となり、37カ月連続で減少した。男女別では、男性は同15万人減の158万人、女性は同12万人減の103万人。求職理由については、「勤め先や事業の都合による離職」が同9万人減の62万人、「自発的な離職(自己都合)」が同15万人減の92万人となった。
就業者数(原数値)は前年同月比29万人増の6,333万人で、6カ月連続の増加。男女別に見ると、男性は前年同月と同数の3,638万人、女性は同31万人増の2,696万人だった。
就業率(15歳以上人口に占める就業者の割合、原数値)は前年同月比0.3ポイント増の57.1%で、うち、15~64歳の就業率は同0.9ポイント増の71.9%。男女別では、男性は同0.5ポイント増の81.4%、女性は同1.3ポイント増の62.3%だった。