このようなゾンビを目指します

暑い夏の夜は、ホラー映画が観たくなる。そのなかでも筆者がハマっているのがゾンビ映画!今回は、8月からWOWOWで放送されるゾンビ映画特集にちなんで、編集部員がはじめてのゾンビメイクに挑戦!

映画に出てくるような特殊メイクは難しい。しかし、素人でも手頃なメイク道具とコツをつかめば、誰でもゾンビに変身することができるんである。

夏だし、肝試しなんかにも使えちゃうかも……というわけで、ゾンビ映画好きも、そうでもない人もきっと楽しい、超簡単ゾンビメイク術を紹介していこう。


今回使用するメイク道具はこちら

今回は、初心者向けゾンビメイクということで、誰でも手軽に揃えられる道具のみを使用する

※東急ハンズなどのパーティーグッズを扱うお店で購入可能
・フェイスペイント用アクリル絵の具(ホワイト/グレー)
・血のりペイント

※100円ショップで購入したもの
・アイシャドウ
・アイシャドウチップ
・パフ
・BBクリーム
・かき氷用のシロップ(ブルーハワイ)

STEP1:ベースメイクでゾンビになる準備!

まずは、フェイスペイント絵の具で肌が荒れないように、BBクリームで化粧の下地を塗っていく。私も含め、クリーム類を顔に塗ることに慣れていない男性は、クリームを手のひらに出して、そのまま顔に塗りたくってしまいそうになるが、それだとムラができてしまって、後々のメイクもキレイに仕上がらない。

ポイントは、適量を手の平に出し、指でおでこ・鼻・頬・あご、といった顔の各所に点のよう付けること!塗る際は、顔の内から外側へクリームを引き延ばすように、肌になじませながらまんべんなく塗っていくとムラなく塗ることができる。

ゾンビになるとはいえ、お肌のケアは大事よね~。BBクリームを塗るだけでも、顔の色ムラが無くなるので、作り物のような表情になる

STEP2:白塗りで死人感を出そう!

ゾンビといえば、やはり白塗りだ。次は、ホワイトのフェイスペイント用アクリル絵の具で血色の悪い肌を表現していく。ベースメイクと同じ塗り方で、手のひらに適量を出し、指で顔の各所に付けてから外へ絵の具を引き延ばすように塗っていこう。 ここで、注意したいポイントが絵の具が乾く時間! フェイスペイント用のアクリル絵の具は、1分~2分程で乾いてしまうので、のんびり塗っていると固まってしまい、ムラができてしまう。顔に付けたら、なるべく早く伸ばしていくのが上手く塗るコツだ。

顔のセンターから外側へ、乾く前に伸ばしていく 厚く塗りすぎてムラが出てしまった部分は、パフを使ってポンポン軽くたたいてならせばOK

STEP3:目の周りにクマをつくろう!

ゾンビらしさを演出するために欠かせないのが、目のまわりのクマ。このメイクには、黒いアイシャドウを使おう。まずは、アイシャドウチップで目を縁取るように塗っていく。

このままだと、大リーグ選手の日焼け止めみたいなので、指やアイシャドウチップで目の周りになじませていくと、自然な感じでクマができる。クマの色の濃さは、お好みでOK。リアルな感じを出すなら薄めがおすすめだ。あまりやりすぎると、不気味なパンダみたいになってしまうので気をつけよう。

色の隙間がないように瞼や目元ギリギリまで塗ろう アイシャドウを塗ったら、こうして指などで目の周りに広げていく

STEP4:ゾンビの命!腐っている感を出す

ゾンビは、腐ってなんぼ!白塗りをしただけでは、あまり腐っているように見えないが、赤系のアイシャドウを加えることで一気に生々しさが出てくる。パフにアイシャドウを付けて、口元や頬あたりに色をのせていく感じで塗っていこう。

自分なりの“腐り”を出すため、鏡を見る目も真剣に

最後の仕上げは、流血&青い舌!

ゾンビの基本ルールは、人に噛みついて感染して増殖していく。恐怖感を出すためには、パーティーグッズの血のりを使って口元から垂らす。下唇のあたりからアゴにかけて流すと、いまさっき食らいついてきたかのような流血に。

つい楽しくなって、いっぱい流血させてみた

ゾンビは全身が腐っているので、口をあけて襲いかかるポーズをとる際、血色の良い舌が見えては興ざめだ。そこで、使えるのが、かき氷で使うブルーハワイのシロップ。少量の原液をそのまま口に含むだけで、かき氷を食べた後のような真っ青なベロのできあがり!

あまりグビグビ飲み過ぎると、気分が悪くなるので注意

あっという間に、ゾンビのできあがり~!

メイク時間は、たったの10分~15分ほど。あっという間にゾンビに変身した。よく見る定番のゾンビポーズ(首を傾けて、腕を上げ、青いベロを出す)をすれば、もうキミは、ゾンビだ!!

編集部のみんなでゾンビになってみた。自分なりのゾンビを表現してみよう

今回は、手軽にできるゾンビメイク術ということでとてもシンプルな方法を紹介したが、あとはその人のセンス次第。いろいろなゾンビ映画をメイクのヒントにしてほしい。8月のWOWOWでは、「戦慄のホラー月間」と題し、ゾンビ映画特集が放送予定。8月19日(月)は、人間とゾンビの戦いをブラックユーモアで描いた「ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド-」。8月20日(火)は、米国の南北戦争後を舞台にゾンビと人間、どちらが本当の恐怖なのかを描いた「夜明けのゾンビ」。8月21日(水)は、走るゾンビという新たな設定でゾンビ映画に革新をもたらした「28日後…」を放送予定。

詳細はこちらをご覧頂きたいが、一人でも、みんなでもゾンビメイクをしながら、この3作品を楽しんでみてはいかがだろう。

文:太田陽介(都恋堂)