ROGブランドのPCI-Eカード型SSD
ASUSの「RAIDR Express」は、PCI Express x2接続のSSD。形状は1スロット厚の拡張カードで、システムドライブとしても利用できる。ROGブランドの製品になっており、RAMディスクユーティリティなど、様々なゲーム向けツールが付属する。価格は38,000円~40,000円前後で、BUY MORE秋葉原本店ではデモも実施中だ。
PCI Express接続のSSDはこれまでにもあったが、本製品は、カード上のスイッチでBIOSチップを切り替えられるのが特徴。レガシーモードにすれば、古いマザーボードでも利用でき、UEFIモードにすれば、最新の構成でWindows 8の高速起動に対応する。
SSDとしての性能は、容量が240GB。データ転送速度は、シーケンシャルリード/ライトが830/810MB/s、ランダムリード/ライトが最大100,000IOPS。コントローラはSandForce製の「SF-2281」をデュアル搭載し、フラッシュメモリは東芝製の19nm MLC NANDが採用されている。
消費電力が激減した新型SSD
Intelから2.5インチSSDの新シリーズ「SSD 530」が登場、発売が開始された。520/525シリーズの後継モデルで、2.5インチ版のほか、mSATA版やM.2版のモデルもラインナップされている。フラッシュの製造プロセスが25nmから20nmへと微細化が進み、Haswellの新しい省電力モードにも対応したのが特徴だ。
2.5インチ版で用意されているのは、容量が80/120/180/240/360/480GBの各モデル。今回、発売が開始されたのは180/240GBの2モデルで、価格はそれぞれ、20,000円前後と27,000円前後だ。
この製品、面白いのは、各容量でデータ転送速度に違いがないことだ。通常、小容量モデルではライト性能が抑えられていたりするケースが多いのだが、この製品は80GBから480GBまで、全モデルで同一スペック。シーケンシャルリード/ライトは540/490MB/s、ランダムリード/ライトは41,000/80,000IOPSだ。
注目の消費電力だが、520シリーズと比較すると、Active時が850mWから195mWへ、Idle時が600mWから125mWへと、大幅に削減。そして追加されたDevSleep時には、わずか5mWとなる。ただ、データ転送速度は若干遅くなっているということもあり、デスクトップ向けとしては、520シリーズとどちらが良いか迷いそうだ。
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