日本銀行はこのほど、2014年1月から導入予定の次世代決済システム「新日銀ネット」の稼働時間を延長すると発表した。
開始時間については、当預系・国債系ともに従来の9:00から前倒しし、8:30からとする。これに伴い、「内為専用時間帯」の取扱いは廃止する。終了時間については、現状16:30までとなっている国債系の稼働時間を19:00まで延長する。なお、当預系はこれまで通り19:00までとする。
なお、19:00以降の夜間利用に関しては、事務処理体制や決済・市場慣行の整備など検討すべき課題もあることから、利用先等との意見交換の場を設け、同システムの有効活用のあり方や、拡大幅および実施時期について議論を継続していく。
全利用先が参加するコアタイムについては、当座勘定取引は9:00~17:00、国債決済は9:00~16:30とする予定。コアタイム中は、全利用先において新日銀ネットを通じた当日取引を可能とする事務処理体制を確保し、コアタイム終了時刻までは新日銀ネットの利用を終了しない運用とする。
外国為替円決済のコアタイムについては、現状の入力時間帯から1時間延長し、9:00~15:00までとする方向で調整しているという。