「お小遣いなんだけど…、そろそろ上げてくれないかな…?」「はぁ!? 今だってキツいのに、無理に決まってるでしょう!!」「じゃあ、その高そうな靴はなんだよ」「今は靴なんて、関係ないでしょ! 話をそらさないでよ!!」「いや、そらしているのはそっちだろ!!」……長く暮らしていれば、どんな夫婦にも多少の衝突はあるはず。今回はマイナビニュース会員の既婚男性200人に、夫婦ゲンカについて聞いてみた。
Q. 夫婦げんかをすることはありますか?
はい 43.5%
いいえ 56.5%
Q. 何が原因になりますか? けんかするとどうなりますか? また、どうやって仲直りしますか?
■家事が原因
・「家事の仕方について。お互い話し合って解決する」(36歳男性/通信/技術職)
・「家事の分担などで。何となく時間がたって普通に会話するようになります。自分で悪いと思ったときにはすぐに謝ります」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「家事を手伝わないといわれた時」(31歳男性/建設・土木/技術職)
・「掃除の仕方やお金の使い方」(36歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)
・「家の整理整頓など細かいことが原因になる。けんかすると口を利かない。仲直りしないで放置」(44歳男性/電機/技術職)
■子どもの教育方針
・「子育てに関して意見が違うとき」(37歳男性/木製品製造業/技術職)
・「子供のことについて言い争いになることが多い」(40歳男性/自動車関連/技術職)
・「子育て、仕事の疲れを発端にしたイライラ」(40歳男性/建設・土木/技術職)
・「子供の教育関係の考え方の違いが多いです。子供のことなので、本人に確認しながら、譲るところは譲ることが多いです」(52歳男性/電機/技術職)
■お金が原因
・「お金の使い方など。仲直りは今後どうするかを検討して謝る」(31歳男性/情報・IT/技術職)
・「生活費や小遣いについて。会話がなくなる。時がたつと仲直りする」(30歳男性/医療・福祉/専門職)
・「趣味のお金でもめるのです。もうすぐ独身に戻ります」(28歳男性/運輸・倉庫/技術職)
■帰りが遅いっ!!
・「帰宅時間」(35歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「帰りが遅くなったとき。家事を手伝いながら謝る」(30歳男性/医療・福祉/専門職)
・「仕事のこと。帰りが遅いこと、休みがないことです。一方的に言われるのでけんかではないですね」(30歳男性/食品・飲料/営業職)
■性格や価値感のズレ
・「今までの習慣の違い、こっちから謝る」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「意見の違い、話し合いで和解する」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「性格の不一致。向こうは几帳面、こっちはいい加減なので、生活面でぶつかることもしばしば」(27歳男性/法律事務所/事務系専門職)
■義両親&親戚付き合い
・「義父」(48歳男性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「親戚付き合い」(44歳男性/情報・IT/技術職)
・「自分の親が原因でけんかになる。自然に仲直りしている」(29歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■お互いの言動にカチン!!
・「妻が挑発的なことをいってくる」(31歳男性/情報・IT/技術職)
・「受け答えが雑と怒られ、謝る」(50歳男性/電機/技術職)
・「自分が嫁から何度も言われていることを守らないときによく怒られる」(32歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「ちょっとした不用意なひとことで気分を害され無口になる。1日後に甘いお菓子を買ってきてそれで終了する」(55歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
■火種あれこれ
・「だいたいは生活のリズムのずれ」(26歳男性/金融・証券/専門職)
・「休日の過ごし方」(34歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「車の運転の仕方が乱暴とか。少したってからあやまる」(46歳男性/農林・水産/技術職)
・「物の置き場所でけんかになる。けんかするとお互い黙り。次の日にはけんかするのが面倒で自然と仲直りしている」(26歳男性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
・「常に女関係…。友達付き合いも認めてくれないとは……もうその部分は諦め、お互い全く情報を伝えないことにしてる」(31歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■総評
夫婦ゲンカの原因、上位3つは女性版アンケートとほぼ同じだった。ますは「家事」について。女性からは「夫が家事をしない!!」という回答が複数あったが、男性からは手伝っているつもりなのに「手伝っていない」と言われたりする…などの声があった。
夫にしてみれば、"ゴミ捨て"はゴミを集積所に運べば任務完了となるのだろうが、妻にしてみれば、各部屋のゴミ箱を集めたり、ゴミ袋を新たにセットしたりといった、その一連の作業のごく一部を手伝ってもらったにすぎない。こういったささいな認識のズレが、やがて衝突の火種となっているのかもしれない……。
次は「子ども」について。お互いが子どもを思うばかりに教育方針で衝突することは少なくないようだ。オモチャをねだられたらどうするか、食事中のテレビはOKか…などなど、ほんのささいなことでも夫婦で考えが食い違うもの。それが、学校は公立か私立か? のようなささいとはいえない問題で対立するとなると、かなり大変そうだ。こういったケースには、回答にもあった「子ども本人に確認する」という方法も1つの有効な手になるだろう。
続く「お金」については、男性ならではの"小遣い"が問題となるケースが散見された。また、趣味のお金でもめた結果「もうすぐ独身に戻ります」という回答も……。お金の問題は深刻になりがちなので、お互い冷静に話し合いたいものだ。
このほか、意外なところでは、「夫の帰宅時間」が問題となっている家庭も多かった。夫が毎晩飲み歩いていて……という家庭もないことはないだろうが、残業が当たり前になっているこの御時世、仕事で帰宅が遅れている人がほとんどだろう。「平日は子どもの寝顔しか見れない」などの嘆きをしばしば耳にするが、こればかりは簡単に解決することはなさそうで悲しいかぎりである。
調査時期: 2013年5月27日~2013年5月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート