「ちょっと!! 私のプリン食べたでしょ!?」「え? あれって俺が買ってきたやつだろ?」「はぁ!? くれるって話だったでしょ!!」「そうだっけ? まぁいいじゃん、最近太ってきたみたいだし」「な、なんですって~(怒)」……"犬も食わぬ"と言われる夫婦げんか、その実態たるやいかに!? 今回はマイナビニュース会員の既婚女性200人に対し、夫婦げんかをすることがあるか聞いてみた。
Q. 夫婦げんかをすることはありますか?
はい 56%
いいえ 44%
Q. 何が原因になりますか? けんかするとどうなりますか? また、どうやって仲直りしますか?
■家事について
・「家事を一切やらないこと。私があきらめて次の日から普通に過ごして仲直りする」(26歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「家事をやってくれなかったりしたときに。自分もちゃんとやるからやろうと言う」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「大体子育てや家事を全く手伝ってくれないことに、私(現在妊娠8か月)がイライラしてケンカになります」(27歳女性/食品・飲料/その他)
・「家の掃除の仕方についてなど。けんかすると旦那が理論立てて私を攻撃してくるので、私が面倒になって謝る」(29歳女性/団体・公益法人/官公庁)
■お金の問題
・「お金が原因になることが多い。夫から謝って仲直りする」(29歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
・「貯金について。一晩寝れば普通に話してもとに戻る」(33歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「主にお金のこと。結婚当初より別財布なので家電が壊れたときなどの急な出費のときどちらが出すか2人で出すときは出す割合とがでけんかになる」(49歳女性/電力・ガス・石油/事務系専門職)
・「お金のこと。ケンカすると彼は黙り、私は泣く。でもそうなると進まないので泣かないように気をつけています。仲直りは何となく」(29歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
■子どものこと
・「子供の教育・教育費のこと」(39歳女性/不動産/事務系専門職)
・「子どもに対する態度」(39歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「子供の育て方。言ってしばらくしたらお互いケロッとしています」(28歳女性/金融・証券/専門職)
・「最近は、子供の育て方についてが主。性格的に、臭い物に蓋な夫と後を引かない私なので、自然と仲直り」(34歳女性/警備・メンテナンス/秘書・アシスタント職)
■義両親&親戚付き合い
・「親戚の付き合い方に関して。しっかりと話し合っています」(30歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「義両親のことや生活のことでたまにけんかします。こっちがツーンとしてるとあっちが機嫌取りに来て自然に仲直りしています」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「非常識な夫の両親の話をしていると、いつの間にかけんかになる。生活の中で勝手に仲直りできているはず」(29歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■お酒が原因
・「旦那の飲みすぎや、無断で飲み行っていること。自然に仲直りしている」(34歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「旦那がお酒に酔うと、過去に言われたことをネチネチ言ってくるので、しらふの私がイライラしてしまってケンカになる」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「酒癖が悪かったり、夫が不機嫌だったりするときは言い掛かりをつけてくるので言い合いになる。仲直りは何となく」(31歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
■食べ物の恨みは……
・「食事の趣味」(29歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「食事。肉が少々レアだった……。向こうが謝るまで完全ムシ」(37歳女性/金融・証券/営業職)
・「食事の時の態度。旦那は機嫌が悪いときに自分の好きなものが出ていないと顔や態度に出るので、そこでけんかになる。でもすぐにお互いの悪かったところなどを謝って仲直りする」(34歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
■生活習慣のズレ
・「生活習慣の違い。寝てなおす」(35歳女性/金融・証券/技術職)
・「帰ってくるのが遅い。次の日になったら忘れている」(24歳女性/電力・ガス・石油/営業職)
・「寝てばかりいる時にケンカする」(40歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「休みの日に主人がゴロゴロしているとか小さいことでケンカしますが、子供もいるので何となく仲直りしちゃいます」(30歳女性/通信/事務系専門職)
■夫の態度にイラッ
・「夫が物事をなかなか決めないことにイライラして。私が泣き始めるが、夫が収拾付かないのであやまる」(28歳女性/食品・飲料/その他)
・「これからの生活のことを深く考えていないところに腹が立つ」(40歳女性/医療・福祉/専門職)
・「夫の機嫌が悪いと八つ当たりしてくるから。お互いに話さなくなり、夫から謝って仲直りします」(32歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「お互い疲れてイライラすると相手の話を互いに聞こうとしなくなり、言葉にトゲが出てくるので、けんかする寸前で『今日は疲れてるから明日報告しあおう』と話して悪化しないようにします」(31歳女性/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)
■ささいなスレ違いが原因?
・「『言った、言ってない』のけんかが多いです。夫は携帯ゲームをしながら私の話を聞くので、覚えてないのです。いつも私がキレ、夫が平謝りです」(24歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「話を聞いてくれないときとかに、けんかになる。話を聞いてもらって、仲直りってかたちかな」(26歳女性/製造/事務系専門職)
・「小さいこと。『ごめんなさい』『許す』というやりとりで仲直りします」(29歳女性/金融・証券/営業職)
・「お互いの習慣の違いなど。例えばそうじの頻度。私は1日おきくらいに掃除機をかけたいが、夫は一週間に1回でいいと、掃除機をうるさがる」(29歳女性/金融・証券/事務系専門職)
■総評
夫婦げんかについて聞いた今回のアンケート。その原因で最も多かったのは、「家事や育児」に関するものだった。中でも「家事の分担」については、多くの家庭でバトルが繰り広げられている模様。家事は「ここまで」と線引きしづらいだけに、お互いが100%納得するのはなかなか難しいのかもしれない。このほか「掃除の仕方」「ごはんの味付け」などの"ちょっとした"原因や、「子どもの教育方針」といった悩ましい問題なども挙げられていた。
また、「お金」が原因となって衝突する夫婦も少なくなかった。夫は趣味や飲み会で浪費、妻はオシャレに散財……というのはよく聞くパターンだが、1つの財布でやりくりしているなら、お互いのそういった無駄遣いが気になって当然だろう。とはいえ、家計を別々に管理しているという回答者からは「家電などの費用を負担する割合でけんかになる」という声が寄せられている。財布が一緒でも、別々だとしても、どちらにしてもお金にまつわる衝突は避けられないようである。
なお、多くの夫婦が「ケンカをしても翌日には忘れている」などと答えており、お互いが不満を言い合った後は意外とサッパリしているようだ。もちろん、中には「数日間は話さない」など、翌日以降にもわだかまりを残すケースも一部見られたが、「夫婦げんかというより、言いたいことは言う関係」というオトナな意見も散見された。"ケンカ"もある意味ではコミュニケーションの一種。例え耳の痛い内容であっても、普段は隠されている相手の本音が聞けるのだから、実は有り難い機会なのかもしれない。
調査時期: 2013年5月27日~2013年5月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性200名
調査方法: インターネットログイン式アンケート