MMD研究所は、大阪、名古屋におけるパケ詰まりの実態調査を行い、その結果を公表した。調査結果からは、大阪、名古屋におけるソフトバンクのパケ詰まり率は0%となり、"つながるソフトバンク"を印象づける形となった。
今回の調査は、7月16日から19日、22日の平日に実施。通勤ラッシュ・帰宅ラッシュ時に各キャリアのiPhone 5、Android端末(ドコモはXperia A SO-04E、auはHTC J One HTL22、ソフトバンクはAQUOAS PHONE Xx 206SH)を対象に、Yahoo! Japanのトップページが完全に開くまでの表示時間を計測し、ウェブページが完全に表示されるまでに30秒を経過したものをパケ詰まりとしてカウントし、各端末について計600回行った。調査スポットは、乗降客数の多い駅で、大阪が大阪駅、なんば駅、天王寺駅、名古屋が、名古屋駅、栄駅、金山駅の各3カ所を選定した。
調査結果では、大阪におけるパケ詰まり率はauのiPhone 5が17.7%、ソフトバンクのiPhone 5は0%だった。名古屋におけるパケ詰まり率はau、ソフトバンクのiPhoneいずれも0%。Androidはドコモが9%、au、ソフトバンクはともに0%だった。
端末ごとに細かくみていくと、ソフトバンクのiPhone 5、AQUOS PHONE Xx 206SH、auのHTC J One HTL22の3機種は、大阪、名古屋ともにパケ詰まりは一度も起こらなかった。
auのiPhone 5については、名古屋はパケ詰まりがゼロだったが、大阪では53回(17.7%)のパケ詰まりが起こった。ドコモのXperia Aは、大阪・名古屋ともにパケ詰まりが起こり、大阪では300回中80回(26.7%)、名古屋は27回(9.0%)だった。
Yahoo! Japanトップページが表示されるまでの時間についてはiPhone 5は大阪、名古屋ともにソフトバンクのほうが表示が早かった。大阪での全調査平均は、auのiPhone 5が11.37秒、ソフトバンクのiPhone 5が2.79秒だった。名古屋では、auのiPhone 5が6.47秒、ソフトバンクのiPhone 5が2.72秒だった。
Androidについては、大阪では、auのHTC J One が2.88秒、ソフトバンクのAQUOS PHONE が3.56秒と続き、ドコモのXperia Aが11.30秒。名古屋でもHTC J ONEが2.82秒、ソフトバンクのAQUOS Phoneが2.95秒と続き、ドコモのXperia Aが6.76秒だった。