金氏徹平《Ghost in the Liquid Room (lenticular) #1》2012年 レンチキュラー、反射シート、木 180×180 cm Courtesy: ShugoArts, Tokyo |
森美術館(東京都港区)は開館10周年を記念して、9月21日~2014年1月13日まで「アウト・オブ・ダウト展 - 来るべく風景のために(六本木クロッシング2013)」を開催する。
約30組のアーティストが参加
六本木クロッシングは、同館が3年に一度開催しているシリーズ展。日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として開催するもので、同展は第4弾となる。今回、シリーズ初の試みとして海外から若手ゲスト・キュレーターを迎え、同館キュレーターと共同で日本の現代アートを国際的な視点から考える。
参加アーティストは約30組で、1970年~80年代位生まれが中心。日本を歴史的に再検証するという意味も込め、中村宏氏(1932年生まれ)ら戦後の日本美術をリードしてきたアーティストとの対話も試みるという。
また、「日本」に限らず日系・在外アーティストも対象としており、日本文化の広がりについても考察する。オーストラリア在住の高坂正人氏、流井幸治氏、ニューヨーク在住の田島美加氏、笹本晃氏などの作品も紹介。日本で初めて紹介するアーティストも含まれる。
関連イベントとして、「Discursive Platform(ディスカーシブ・プラットフォーム)」も開催。これは、国内各地で新しいアートと社会の関連性を模索する若手グループたちと連携し、それぞれの議論を同展の場で公開するというもの。
同館は、六本木ヒルズ森タワー53階。開催時間は10時~22時。火曜は10時~17時。会期中は無休。入館料は一般1,500円、学生(高校・大学生)は1,000円、子供(4歳~中学生)は500円。