三菱自動車は26日、ブラジルにおける車両組立委託先兼販売総代理店であるMMC Automotores do Brasil Ltda.(以下、MMCB)のカタロン工場において、コンパクトSUV「ASX」(日本名 : RVR)の生産を開始したと発表した。
同社は、1998年9月よりブラジルMMCBでの現地生産を開始しており、直近では「Pajero TR4」(日本名 : パジェロイオ)、「L200 Triton」(日本名 : トライトン)、「Pajero Dakar」(日本名 : パジェロスポーツ)の生産を行っている。これら3モデルに追加する形で新たに生産を開始したASXは、日本をはじめ、米国、インドネシア、中国で生産される同社をけん引する世界戦略車とのこと。
ASXは、2010年に輸入完成車としてブラジル市場に投入されて以来、同モデルの持つ特長がブラジルのユーザのニーズに合致し、累計販売台数は2万6,000台(2013年6月末時点)を超えるなど、高い評価を得ているという。今後は現地生産に切り替え、更なる商品強化を図るとしている。