ケンコー・トキナーは7月25日、天体望遠鏡に取り付ける「デジアイピース」の新モデル「KDE-20D」を発売した。価格はオープンで、推定市場価格は8,000円前後。

「デジアイピース KDE-20D」

天体望遠鏡に取り付けて静止画や動画を記録できるようにするもの。接眼部のサイズが31.7mmの天体望遠鏡で使用できる。従来は記録したデータはPCでしか見られなかったが、本モデルでは液晶モニターを搭載。PCがなくても撮影した静止画・動画を見られるようにした。記録にはmicroSD/SDHCメモリーカードが必要となるが、それらがない場合でも天体望遠鏡で捉えた映像を液晶モニターで表示させることが可能。

主な仕様は、液晶モニターのサイズが2型で、撮影可能な動画サイズが640×480ドット/27fps、静止画が500万画素、130万画素(静止画はソフトウェア補間による)、最小照度が1Luxとなっている。動画の記録形式はMotionJPEG(AVI)、静止画の記録形式はJPEG。ズームは8倍のデジタルズームに対応する。接続インタフェースはUSB 2.0を備える。

電源は内蔵バッテリーを使用し、充電の所要時間は約3時間。サイズは約W59×D59×H45mm、重量は約55gとなっている。