マランツは7月26日、ネットワークCDレシーバー「M-CR610」を発表した。発売は8月下旬。希望小売価格は69,300円。

4chネットワークCDレシーバー「M-CR610」

M-CR610は、2010年に発売された「M-CR603」の後継モデル。CD、FM/AMチューナー、ネットワークミュージックストリーミング、USB、S/PDIFと多彩な音楽ソースを利用できるコンパクトなワンボディシステムだ。フルデジタルの4chパワーアンプを搭載。スピーカー端子も2系統装備しており、バイアンプ駆動、または2組のスピーカーをドライブすることが可能だ。定格出力は、2ch駆動時が50W×2で、4ch駆動時が25W×4(6Ω、1kHz、THD+N 0.7%)。適合するスピーカーのインピーダンスは6~8Ωとなっている。

ネットワークミュージックストリーミングでは、DLNA 1.5、AirPlay、インターネットラジオを利用できる。また、従来機のM-CR603は96kHz/24bitまでの対応となっていたが、M-CR610では192kHz/24bitのハイレゾ音源も利用できるようになった。さらに、Wi-Fiに標準対応(対応規格はIEEE802.11b/g)。より柔軟にネットワークリスニング環境を構築できる。

接続インタフェースは、アナログ音声入力×2系統、デジタル音声入力×1系統、アナログ音声出力×1系統、サブウーファープリアウト×1系統、ヘッドホン出力×1系統を装備。そのほか、USBポートとネットワークインタフェースを装備する。USBポートは、フロントとリアにそれぞれ1基ずつ配置。マスストレージクラスに対応したデバイスからの再生に加えて、iPod/iPhoneのデジタル接続に対応する。消費電力は55W。本体サイズはW292×D303×H112mmで、質量は3.4kgだ。

背面の接続端子