7月25日(現地時間)、MicrosoftはWebサイト検証ツール「modern.IE」の更新を、自社ブログの一つ「Exploring IE」で発表した。新たにWindows 8.1プレビューとWindows 7でInternet Explorer 11プレビューによる動作検証を行うための仮想マシンを追加。Hyper-VやVirtual PC、VirtualBox、VMware Player用向けとして、各Webブラウザーがインストール済みのゲストOSを用意している。本誌でも既報のとおり、Windows 7向けInternet Explorer 11プレビューが公開されたことを踏まえての対応だろう。

Internet Explorer 11を搭載したWindows 7およびWindows 8.1プレビューの仮想マシンを追加した「modern.IE」

「Webページのスキャン」には、新たに各デバイスや異なるWebブラウザーによる閲覧環境を一覧表示する機能を追加。Windows 8上のInternet Explorer 10を基軸とし、Mozilla Firefox 20.0やGoogle Chrome 27.0といったWebブラウザーの違いに加え、Kindle Fire HD上のAndroid BrowserやiPhone 4S上のMobile Safariなど異なるデバイス上のスクリーンショットも確認可能になった。

任意のWebページに対する描画結果を、各Webブラウザーや異なるデバイス上で確認できる新機能を追加

Internet ExplorerマーケティングディレクターであるRoger Capriotti(ルッジェーロ・カプリオッティ)氏は「スクリーンショットサービスは『BrowserStack』の機能を利用した。modern.IEを更に改善するため、多くのフィードバックを待っている」と述べている。

なお、同サービスの一環として、Macintosh向け仮想アプリケーションである「Parallels Desktop 8」とiOS開発者向けの「Windows Quickstart Kit for iOS Developers」を25パーセントオフで販売していたが、同氏によると「25分で完売した」そうだ。今回同様のセットを今年8月19日までの期間限定で提供すると発表している。