会計・セールス・コンプライアンスなどの需要高まる

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは7月24日、2013年7月~9月の採用動向予測をまとめたレポートを発表した。

特定職種の人材採用を進める企業が目立つ

同社によると、7月~9月の期間は特定の職種を選んで人材採用を進める企業が目立ち、特に会計、セールス、コンプライアンスの専門家の人材需要が高まると見ている。また、退職者の補充とチームの技能向上などを目的に、選択的な採用を進めていることもわかった。

「会計士」は、多くの企業で会計業務の経験と高い英語力を有する若手人材が求められているが、人材確保は難しいため引き続き需要が多い。また、今までより強化された新しい法令・規制の導入で、財務分野で「コンプライアンス専門家」の採用ニーズも高まっている。

日本では現在、企業内ネットワークの強化や中核システム支援のインフラ構築が進んでいるため、「ネットワーク・エンジニア」の需要も高い。更にスマートフォンの成長に伴い、新規・既存のゲーム開発技術を持つ「スマートフォン開発者」に対する採用ニーズも高いという。

また、セールス関連では、全般に間接販売よりも直販の「セールス担当者」に高い需要が見られる。

その他に採用ニーズが高まると予想されるのは、「財務計画立案・分析マネージャー(FP&A マネージャー)」「内部監査・コーポレートガバナンス」「アプリケーション・サポート」「人事コンサルタント」「ペイロール」「損害保険会社クレーム・アジャスター」「バイリンガル弁護士」「クリニカル・リサーチ・アソシエート(CRA)」など。

「セールスアドミニストレーター/アシスタント」や「アセット・マネージャー」「オンライン・ゲームセールス担当者」「間接購買シニア・マネージャー」の需要も高いとのこと。