上戸彩が主演を務める映画『武士の献立』(12月14日公開)の予告編が26日、公開され、白無垢(むく)姿の上戸の祝言シーンが明らかになった。
同作は、『釣りバカ日誌』シリーズなどで知られる朝原雄三監督作。優れた舌と料理の腕を持つ女性・お春(上戸彩)と、加賀藩に代々料理人として仕えている舟木家の跡取りでありながら料理が苦手な夫・舟木安信(高良健吾)が、次第に心を通い合わせながら成長し、さまざまな難局を乗り越えていく姿を、史実に基づいて描き出した。上戸、高良のほか、西田敏行、余貴美子、夏川結衣、成海璃子、柄本佑、緒形直人、鹿賀丈史ら豪華俳優陣が出演する。
今回公開された予告編では、祝言シーンのほか、上戸演じるお春の調理シーンも明らかに。てきぱきと食事の下ごしらえをするお春は「縁談? 私にですか」と驚き、その後、得意の剣を振り回すも料理がからきし駄目な安信の姿が映し出される。「果たして2人は本当の夫婦になれるのか」というナレーション後、白無垢姿のお春が三つ指をつくと、安信は意外な一言を口にする。
23日には、現地時間の9月20日にスペインで開幕する第61回サン・セバスチャン国際映画祭の「キュリナリー・シネマ」部門で日本映画として初めて上映されることが決定。上戸は、食にまつわる良作を上映することでも知られる同部門への出品決定に、「日本料理がすごくおいしそうに生きて出ている映画だと思いますので、日本を代表してこの作品を選んでいただいたというのは光栄です」と喜びのコメントを寄せていた。
(C)2013「武士の献立」製作委員会