女優の水川あさみが25日、都内で行われた主演舞台『激動-GEKIDO-川島芳子の物語』の制作発表に出席した。

舞台『激動-GEKIDO-川島芳子の物語』の制作発表に出席した水川あさみ

本作は、清朝の王女として生まれ、戦争という運命に翻ろうされた実在の女性、川島芳子の生涯を描く。『マンマ・ミーア』の全米ツアーや難解なミュージカルと言われる『ゴッドスペル』のブロードウェー・リバイバルを手掛けた世界的演出家のダニエル・ゴールドスタインが演出を担当。主人公の川島芳子役には、舞台初主演となる水川あさみが扮し、水川は30代になってから初めての仕事となる。

水川は「芳子の歴史を追うというよりは、彼女の激動な人生を私なりにその時その時の感情で演じていきたいです。舞台は初めてのようなものなので、分らないことがたくさんありますが、しっかり舞台の地に足をつけて頑張りたいと思います」と意欲。そんな水川扮する芳子の養父・川島浪速役の別所哲也は「共演者が舞台の上でメチャクチャにしますよ」と脅しを掛けるも「水川さんは舞台初主演とは思えない。テレビで何度か共演していますが、現場を明るくしてくれます。強い女性を演じてくれると楽しみにしています」と期待を寄せた。

また、会見前日に30歳の誕生日を迎えた水川に、この日は共演者が花束を渡して祝うというサプライズも。「ありがとうございます」と何度も共演者に感謝の言葉を口にしながら「昨日大台に乗りました。三十路に突入したんですけど、こんな風にお祝いをしていただけて本当にうれしいです。30歳になってからのお仕事がこの舞台なので、精一杯頑張りたいなと今、気が引き締まる思いです」と決意を新たにしていた。舞台『激動-GEKIDO-川島芳子の物語』は、8月23日~9月2日に東京・新国立劇場 中劇場にて公演。