LGエレクトロニクス・ジャパンは25日、解像度が2,560×1,080ドットの29型ワイド液晶ディスプレイを発表した。スタンダードモデル「29EA73-P」と昇降スタンド装備の「29EB73-P」を用意。発売予定と店頭予想価格は、29EA73-Pが8月上旬で56,000円前後、29EB73-Pが9月上旬で60,000円前後。

29EA73-P

29EB73-P

ベゼル幅が狭く、左右が12.25mm、上が11.1mmとなっている。アスペクト比は21:9で、シネマスコープサイズの映像を表示しても、左右が切れたり上下に黒帯が入ったりせず、狭いベゼル幅と合わせて迫力ある映像を楽しめるとしている。ゲームでも広い範囲を表示でき、プレイを有利に運べるタイトルも多い。本機はエヌ・シー・ジャパンの「LineageII」、「The Tower of AION」の推奨モニターとして認定済み。内蔵ステレオスピーカーは7W+7Wと高出力。

大画面と高解像度を生かし、画面を最大4分割で表示する「4-Screen Split」機能を搭載。エリアごとに異なるアプリケーションを割り当てることもでき、複数のウィンドウを同時に開いた作業に向いている。

工場出荷時にはキャリブレーションが行われており、ユーザー側でのハードウェアキャリブレーションにも対応。市販のキャリブレーションセンサーが別途必要となるが、キャリブレーションソフト「True Color Finder」が付属する。

そのほか主な仕様は、液晶パネルがIPS方式、画面サイズが29型、解像度が2,560×1,080ドット、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(DFC有効時5,000,000:1)、視野角が水平垂直とも178度、応答速度(G to G)が5ms。VESAマウントは100mmに対応する。

映像入力インタフェースは、デュアルリンクDVI-D、HDMI×2、DisplayPortの4系統。HDMI×1系統はMHL対応で、同じくMHL対応のスマートフォンをMHLケーブルで接続することで、スマートフォンの画面を手軽に出力できる(スマートフォンの充電も可能)。本体サイズ/重量は、29EA73-PがW699.7×D197.2×H387mm/約5.9kg、29EB73-PがW699.7×D225×H395.3mm/約6.9kg。