西日本旅客鉄道(JR西日本)、JR西日本レンタカー&リース、タイムズ24の3社は8月1日から、「ICOCA」をカーシェアリング車両の貸出・返却時の個人認証カードとして利用できるサービスを開始する。

「ICOCA」でカーシェアリングが可能に

3社は協業でカーシェアリング事業を推進しており、その一環として、4月からカーシェアリングサービス「レール&カーシェア」を開始した。同サービスでは、車両の貸出・返却時の個人認証に「タイムズ カー プラス」の会員カードを使用しているが、駅周辺に設置されている「レール&カーシェア」の利便性をさらに高めるため、8月1日から「ICOCA」による個人認証にも対応する。

これにより、「ICOCA」1枚で、鉄道から2次交通としてのカーシェアリングへの乗換えがよりスムーズに。「レール&カーシェア」のさらなる利用促進と、鉄道の利便性向上、環境負荷軽減型交通の充実を図るとしている。

「ICOCA」によるカーシェアリングが可能なステーションは、大阪府が3カ所4台(JR新大阪駅前など)、兵庫県が5カ所6台(JR新神戸駅前など)、奈良県と京都府がそれぞれ1カ所1台となっている。利用するには、事前に車両を予約してからステーションに行き、ICカードの追加登録を行う。登録後すぐに利用可能となり、車両のカードリーダーに「ICOCA」をタッチすることで動作するとのこと。