米Googleは24日(現地時間)、7型タブレット「Nexus 7」の新モデルを発表した。従来モデルと製品名は変わらず、搭載OSがAndroid 4.3(Jelly Bean)に、液晶の解像度がWUXGA(1,920×1,200ドット)になるなど進化した。米国での発売は7月30日で、価格は229ドル~。その後、日本を含め世界各国で順次発売される。

新「Nexus 7」

CPUにはQualcomm Snapdragon S4 Pro(1.5GHz)を採用し、従来モデルのNVIDIA Tegra 3からCPU性能で1.8倍、GPU性能で4倍に向上したという。メモリは2GB、ストレージは16GBまたは32GB。7型液晶ディスプレイの解像度は1,920×1,200ドット/323ppiとなり、これも従来の1,280×800ドットに比べて高精細化された。パネル方式はIPSで、Corning glassにより表面を傷から保護する。

薄型軽量化も進められ、サイズはW114×D200×H8.65mm、重量は290gに。従来モデルに比べ、1.8mm薄く、50g軽くなった。バッテリ駆動については9時間以上のHD動画再生、または10時間以上のWeb閲覧が可能なレベルとなった。また、カメラはリアに500万画素、フロントに120万画素のものを、サウンドもステレオスピーカーとサラウンド機能を搭載する。なお、従来モデルと同じく、ASUSが製造パートナーをつとめている。

Android 4.3で追加された機能としては、ペアレンタルコントロールに利用できる機能制限付きマルチユーザーモードや、Bluetooth Smart(Bluetooth Low Energy:BLE)への正式な対応が挙げられる。

同時発表の「Chromecast」

また同社は、スティック型デバイス「Chromecast」を同時に発表した。大画面テレビなどのHDMIポートに挿して、タブレットやスマートフォン、PCなどから操作して、YouTubeやNetflixなどのストリーミング動画を受信・再生することができる。米国ではオンラインでの発売が同日より、店頭での発売が28日となる。価格は35ドル。