成田、関西をネットワークハブとして貨物サービスを開始する

ジェットスター・ジャパン(本社:千葉県成田市)はAir Logistics Japan(本社:東京都中央区)と物流事業において提携し、本邦LCCとして初の貨物事業を7月26日より開始することを発表した。

新千歳、福岡、那覇路線から

貨物事業の開始に当たり、当面は成田国際空港と関西国際空港をネットワークハブとして、札幌(新千歳)、福岡、沖縄(那覇)路線にてサービスを提供。貨物輸送の体制が整い次第、順次名古屋(中部)、大分、鹿児島、松山へも拡大していく予定となっている。

輸送においては安全性および効率性確保のため、コンテナを使用。現在、ジェットスター・ジャパンが保有するエアバスA320機材13機全てが貨物搭載可能であり、1機あたり7台のコンテナを搭載できるという。計画では、最大で5台を貨物用コンテナとして使用する予定。

ジェットスター・ジャパン代表取締役社長の鈴木みゆき氏は、「貨物事業は新たな付帯収入を生み、事業の成長を加速させる重要な新規事業です。ジェットスター・ジャパンは就航以来、国内路線網の拡充に注力しており、現在LCCとしては国内線において最大の運航便数を提供しています。そのネットワークを活用して、国内旅客輸送のみならず、国内貨物輸送を提供することで、航空輸送の更なる利便性向上に貢献して参ります」とコメントしている。

今後、ジェットスター・ジャパンは、ジェットスターグループとの国際線接続も活用し、安全輸送を徹底しつつ国内際の物流の更なるスピードアップ及び効率化を図るという。

貨物事業概要
貨物運送便数 21便(往復)/日(成田路線16便(往復)/日、関西路線5便(往復)/日)
貨物事業路線 全7路線
1. 東京(成田)=札幌(新千歳)
2. 東京(成田)=大阪(関西)
3. 東京(成田)=福岡(福岡)
4. 東京(成田)=沖縄(那覇)
5. 大阪(関西)=札幌(新千歳)
6. 大阪(関西)=福岡(福岡)
7. 大阪(関西)=沖縄(那覇)
※他就航地は、体制が整い次第順次開始
A320搭載可能コンテナ数 7台
1機あたりの貨物搭載コンテナ数 最大5台
1便あたりの最大積載量 約5トン
対応機材数 13機全機(今後導入予定の機材も全て対応予定)