ワーナー・ブラザース、レジェンダリー・ピクチャーズの製作により、2014年に全世界で公開されるハリウッド版『GODZILLA』の特別映像が、アメリカ・サンディエゴで開催された「コミコン インターナショナル サンディエゴ2013」内で公開された。

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東宝製作の映画『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)以来10年ぶりの"ゴジラ"復活となることでも注目を浴びている同作。米サンディエゴで開催された「コミコン インターナショナル サンディエゴ2013」内の6500人収容できるホールにて、同作のギャレス・エドワーズ監督をはじめ、主演を務めるアーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストンらが会見を行い、ファンからの質疑応答などに応じた。

同会見でギャレス・エドワーズ監督は「2日前にハワイでの夜の撮影をもってクランクアップし、その足でコミコンに駆けつけた」とコメント。また撮影のために訪れたカナダの入国審査で、「ノーチラス」というコードネームを使って撮影の説明をすると撮影の詳細を求められ、仕方なく『GODZILLA』の監督をする旨を伝えたところ、「ぜったいに変なもんつくるなよ!」と言われ、20分ほど、どうしたらよいゴジラ映画が撮れるかを語りあったというエピソードを披露した。

ファンから、"ゴジラ映画"を監督することに関して質問されると「プレッシャーは自ら課してしまったものだと思う。というのも、これこそやりたかった事であったから。東宝とは密に連絡を取っているが、この作品が東宝のゴジラの一部になってほしいと思う。これこそ本物のゴジラ映画だ、といわれるように」と語り、歴代ゴジラシリーズを思う監督のコメントに会場は大いに沸いた。

質疑応答の後には、同作の世界初となる映像を公開。登場人物の紹介に始まり、背びれのあるゴジラが咆哮とともに登場するシーンが流れ、さらに渡辺謙がスクリーンに登場すると大きな歓声が上がった。なお、会場で上映された映像はその場限りのプレミア映像となっていたという。

監督は『モンスターズ/地球外生命体』(2010年)で知られるギャレス・エドワーズ。アーロン・テイラー=ジョンソンをはじめ、渡辺謙、エリザベス・オルセン、ジュリエット・ビノシュ、デヴィット・ストラザーン、ブライアン・クランストンらが出演する。

映画『GODZILLA』の全米公開は2014年5月16日。日本では2014年夏に公開予定。