東京都交通局と南海電気鉄道は25日、両社局が共同で制作したガイドブック「都営で東京ぶらり 南海で大阪ぶらり 沿線ガイドブック」を配布する。
両社局は、設計者を同じくする東京タワーと通天閣、浅草寺と住吉大社など、全国的に有名な観光名所や寺社仏閣が沿線にあること、ともに都心から空港へのアクセスを担っていることなど、多くの共通点を有することから、2008年以降、互いの沿線を紹介するパンフレットを制作するなど、共同で旅客誘致活動を展開している。
今回のガイドブックでは、両沿線の「パワースポット」に注目。東の一押しパワースポットとして明治神宮、東京大神宮、富岡八幡宮を、西の厳選パワースポットとして高野山、住吉大社、南紀、加太を取り上げた。「東西を繋ぐ、歴史が秘めたミステリー」と題し、浅草寺と南宗寺、皇居と観心寺など、東西名所における歴史上の意外な関係も紹介している。
ガイドブックはA4版12ページで、発行部数は12万部。都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、都営新宿線新宿駅を除く)と日暮里・舎人ライナー日暮里駅、荒川電車営業所、および南海電鉄の各駅に設置する。なくなり次第、配布終了となる。