国内の「おそうじロボット」市場規模予測(単年販売台数、単位:万台)

シード・プランニングは「おそうじロボット」購入者400名と非購入者300名を対象に、2月~7月にかけて、おそうじロボットに関する調査を実施。このほどその結果を発表した。

2018年は90万台販売を見込む

同社調査によると、国内の掃除機市場は2010年から微増しており、これは掃除ロボットの伸びによるものだという。掃除ロボットは2010年には2008年比約6倍の規模に伸びており、販売台数は2018年には90万台の販売を見込んでいる。

まず、購入ユーザー400人を対象に、購入したブランドについて尋ねたところ、1位は「ルンバ」で76.5%。2位は「ツカモトエイム」(4.3%)、3位は「ココロボ(シャープ)」(3.5%)だった。

「おそうじロボット」購入ブランド割合

続いて購入理由について聞くと、1位は「便利そうだった」(60.5%)。2位が「掃除が楽になると思った」(50.8%)、3位が「面白そうだから」(25.8%)。その他、「話題の新商品だから」「かわいい」「ペットの抜け毛が気になる」 といった理由も寄せられている。

「おそうじロボット」購入理由

次に、「おそうじロボット」非購入者に「おそうじロボット」に対するイメージを尋ねた。トップ3は「価格が高い」(63.0%)、「ちゃんと掃除してくれるか心配」(62.3%)、「電気掃除機に比べて吸引力が弱そう」(40.0%)。しかし、購入者の満足度を見ると、機能面での評価は高い傾向があるようだ。

※同調査で取り上げる「おそうじロボット」は、一般家屋の床を掃除するロボットを指す。センサ、知能・制御駆動系の3つの技術要素を有する知能化した機械システムにより、自動で床のホコリなどを取り除く掃除機器のこと