東芝ホームアプライアンスは7月22日、過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」の新モデル「ER-LD530」「ER-LD430」を発表した。発売は8月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は、ER-LD530が150,000円前後で、ER-LD430が110,000円前後。

写真上段が「ER-LD530」で、下段が「ER-LD430」

オーブン調理では焼きムラのない仕上がりが理想だが、同社が料理教室のABCクッキングスタジオで調査を実施したところ、オーブンを使ってパンやスイーツを焼く際に約8割のユーザーが「焼きムラが気になる」と回答した。また、約7割のユーザーが、焼きムラを抑えるために調理の途中で角皿の前後を入れ替えていることが判明した。

ER-LD530では、新方式の「焼き色上手なくるりん熱風」を採用した。これは、2個のモーターで約90秒ごとに熱風ファンを正逆反転させることで、熱風の偏りを抑え、焼きムラの発生を減少させるというもの。熱風の向きの反転は、業務用のオーブンでも採用されている手法だ。

熱風の向きを交互に変えることで焼きムラを抑える

両モデルとも、総庫内容積は31L。庫内の天井を湾曲させることで熱風の効率的な循環を実現する「石窯ドーム構造」を採用。また、ドア以外の庫内5面に、遠赤外線発生効果があるセラミックコーティングが施されている。

ヒーター出力は、ER-LD530が1,400WでER-LD430が1,390W。オーブンの温度調節範囲は、発酵/スチーム発酵時が30/35/40/45度で、オーブン加熱時が100~300度/350度だ。過熱水蒸気調理時とハイブリッド調理時には100~250度/300度の範囲で温度調節を行うことができる。

メニュー数は、ER-LD530が386で、ER-LD430が330。ER-LD530のメニューには、ABCクッキングスタジオが開発した36レシピも含まれている。

本体サイズは、ER-LD530がW500×D465×H412mmで、ER-LD430がW500×D460×H412mm。ER-LD530は、上方には10cmの余裕が必要だが、左右と背面は壁との隙間なく設置することができる。質量は、ER-LD530が23kgでER-LD430が22kg。カラーは、ER-LD530がグランホワイトとグランレッド、ER-LD430がシェルホワイトとグランレッドのそれぞれ2色ずつ用意されている。