ユニスターは10日、台湾のNASベンダ「Asustor」製のホームエンターテイメント向けNAS「AS3シリーズ」を発表した。2.5/3.5インチベイを2基搭載した「AS-302T」と4基搭載した「AS-304T」の2モデルをラインナップする。7月下旬より発売し、店頭予想価格は「AS-302T」が40,000円前後、「AS-304T」が60,000円前後。
同社のNAS製品に搭載する独自OS「ADM(ASUSTOR Data Master)」が2.0にバージョンアップ。インタフェースの刷新やNAS上のファイルやディレクトリ、アプリケーションの検索機能、Webブラウザを介した音楽プレーヤー、フォトギャラリーなどの機能を追加している。
また、マルチメディアサーバ用アプリケーションやセキュリティソフトウェアなどをダウンロードできる「App Central」、iOSやAndroid向けアプリ「AiMaster」「AiData」「AiDownload」は引き続き利用可能となっている。
主な仕様は、CPUにデュアルコアのIntel Atom(1.6GHz)プロセッサと、メモリは1GB SO-DIMM DDR3を搭載する。2.5/3.5インチベイを2基搭載した「AS-302T」はRAID 0/1に、4基搭載の「AS-304T」はRAID 0/1/5/6/10に対応する。
インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応の有線LANポート×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2。これらのインタフェースを利用して外付けHDDを増設することができるほか、HDMIを1基搭載し、HDMIケーブルでディスプレイやテレビに接続して、動画などを視聴することができる。
対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 / 2008 / 2012、Mac OS X 10.6以降、Linux、UNIX、BSD。