日産自動車は、香川県小豆郡土庄町の豊島で20日から実施される超小型モビリティ活用の実証実験において、「日産ニューモビリティコンセプト」6台を日本初の超小型モビリティレンタカーサービス(有償)に提供すると発表した。サービス実施期間は2014年3月31日までの予定で、利用料金は1日8,400円。
この取り組みは、土庄町、ソフトバンクモバイル、ベネッセホールディングス、電気自動車普及協議会からなる「豊島モビリティ協議会」が、国土交通省の「超小型モビリティの導入促進事業」の支援案件として実施。日産自動車は、車両の貸与及びレンタカーサービスの運用協力をするかたちで参加し、実際のレンタカーサービスの運用は、日産カーレンタルソリューションが行う。
レンタカーサービスは、20日より同島にて開催される『瀬戸内国際芸術祭2013 夏会期』に合わせてのスタートとなり、日産ニューモビリティコンセプト6台を滞在中の観光客などに利用してもらい、超小型モビリティによる移動を体験してもらうとのこと。また、走行中の排出ガスがゼロの同車両を島内の移動に活用することで、環境に負荷をかけることなく、観光を主要産業とする豊島の地域活性化を図るとしている。
日産ニューモビリティコンセプトは、高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態等に着目し、効率的で使い勝手が良く持続可能な移動を実現すると同時に、新たな価値を創造するコンセプトの車両。リチウムイオン電池を搭載した電動車両であり、最高速度時速80km、乗車定員は2名。