メルセデス・ベンツ日本はこのほど、Eクラスに世界最高水準のクリーンディーゼルエンジンを搭載した「E 350 BlueTEC AVANTGARDE」(セダン / ステーションワゴン)のデリバリーを開始した。

「E 350 BlueTEC AVANTGARDE」

同モデルに搭載される新型3.0リットルV型6気筒BlueTECエンジンは、圧縮比の変更、エンジンマネジメントの最適化などの改良を施し、従来モデルの41PSアップとなる最高出力252PSを発揮する。同時に、ECOスタートストップ機能の追加により、セダンで18.5km/リットル(JC08モード)と、従来モデルに比べて約50%の燃費向上を実現した。可変エンジンマウントを新たに採用し、優れた静粛性を実現している。

メルセデス・ベンツは1936年に世界初のディーゼル乗用車を発売して以来、一貫してディーゼルエンジン技術の改善と高度化を進めてきた。世界で最もクリーンなディーゼル排出ガス処理システム「BlueTEC」は、排出ガスに尿素水溶液「AdBlue」を噴射することで化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物(NOx)を大幅に削減する尿素SCRを採用し、優れた環境性能を実現している。

同モデルはこうした最新技術を投入したエンジンに加え、装備面でも最新の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」など、魅力的な装備を追加した。これらの性能・仕様向上にもかかわらず、価格は従来モデルから据置きとしている。