ジュエリーコーディネーターとは、宝飾品の専門家としてプロのアドバイザーとして活躍する職業。そんなジュエリーコーディネーターの資格とはどんなものなのか確認してみましょう。

■ジュエリーコーディネーターって、どんな資格なの?

ジュエリーといえば高額な宝飾品です。高額な買い物ゆえ、値段にふさわしい宝飾品なのかどうか、それがどんな宝石を使い、どんな特性があるのか、どんなお手入れが必要かなど、具体的で確実なアドバイスが必要となります。

ジュエリーコーディネーターは高額な宝飾品を取り扱う上で必要な専門知識、商品知識をもとに適切なアドバイスやコーディネートを行える人に与えられる資格で、高額な買い物をする消費者に安心感、信頼感、満足感を提供するために必要です。

■勉強期間はどのくらい必要?

基本的にテキストから出題されるため、勉強をしっかり行わなければいけません。3級であれば一般的には4~8カ月ほど勉強に時間をかける方が多いようで、1級取得者の中には、3級をとってからおよそ3年間で1級取得まで進んだ方もいます。

■試験内容は?

2級・3級ではマークシート方式、1級では記述形式・論文形式の一次試験と、ロールプレーイング・実技・面接などの二次試験があります。3級ではジュエリーの歴史や市場、素材や製造、販売やコーディネートの基礎知識が問われます。2級では、上記を踏まえて宝石学の基礎、商品や販売に関する高度な知識、ファッションやコーディネートの基礎知識、店舗運営補佐レベルの業務知識などが問われます。また1級では2級よりも更に高度な専門知識が問われる他、人材育成、指導など店舗運営者レベルの知識が求められます。

■問題の出題範囲は?

出題内容は、基本的にテキストからの出題となっています。3級では消費者目線に立ってアドバイスや販売を行う能力が求められ、2級ではプラス助言やアドバイスができるレベル、1級ではテキストにこだわらない実践能力が試されます。テキストをしっかり勉強することで3級・2級は出題範囲をカバーできます。

■ジュエリーコーディネーターの資格は、どんな時に使える?

ジュエリーコーディネーターとして、店頭での販売や接客時に使える他、ジュエリーデザイナーなどのジュエリー提案側の仕事についている場合も、取引先への説明や販路拡大のための活動、PRなどにも使える資格です。また大手宝飾品店への就職・転職活動にも役立つ資格といえます。さらには宝飾品の製造、卸売りなどの職種にも活用することができます。

主催者ホームページにて、実際に資格保有者を募集する企業が確認できるため、すぐに資格を仕事に生かしたいという方も、利用しやすい資格だと言えます。

参考サイト:一般社団法人日本ジュエリー協会「ジュエリーコーディネーター」