日本ヒューレット・パッカードは19日、A3対応のカラーインクジェット複合機「HP Officejet 7610」を発表した。8月1日より発売し、同社の通販サイト「HP Directplus」での価格は32,970円。

「HP Directplus」

上面

A3サイズの原稿をスキャンできる原稿台を搭載し、A4用紙35枚を連続スキャンできるADFも標準で備える。オプションで自動両面印刷にも対応。印刷速度はモノクロで15枚/分、カラーで8枚/分、コピー時はモノクロで約9枚/分、カラーで約8枚/分となっている。

インクシステムはCMYKの4色独立型で、全色顔料インクを採用。高い速乾性と耐水性を持ち、印刷した用紙にマーカーなどを引いてもにじみが少ない。ノズル数は黒が1,088ノズル、CMYがそれぞれ672ノズル。

無線LAN(Wi-Fi)を標準で搭載するほか、スマートフォンなどから直接印刷できる「ワイヤレスダイレクト」機能もサポート。プリンタにEメールを送信して添付ファイルやメール本文を印刷する「HP ePrint」、ネットワーク経由でWebページやJPGファイルを印刷できる「HP ePrint APP」といった機能を備えている。そのほか、スマートフォン/タブレットからインク残量の確認やスキャンが行える「HP Printer Control APP」、「AirPrint」、「Google Cloud Print」などに対応したりと、モバイル端末との連携が充実している。

印刷方式はオンデマンド型サーマル・インクジェット、解像度は4,800×1,200dpi。対応用紙サイズはA3までで、用紙トレイには普通紙を250枚セットできる。スキャン部の光学センサーはCIS、光学解像度は600×600dpi。

インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。2.65型のカラーLCDタッチスクリーンを搭載し、USBメモリなどを読み込むためのUSBポート×1基も搭載する。本体サイズはW625.2×D486.5×H297mm、重量は16.2kg。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6~10.7、10.8。