東京都は18日、東京タクシーセンター、東京ハイヤー・タクシー協会、東京都個人タクシー協会で構成する「銀座ショットガン運営協議会」が、隔地駐車場からのタクシー配車システムの本格運用を開始すると発表した。
東京都銀座地区では、指定された乗り場以外でのタクシー乗車が禁止される22:00から25:00までの間、客待ちタクシーによる長い待機列が発生している。中でも銀座1号乗り場では、ピーク時に1キロメートル(約160台)を超える客待ちタクシーの待機列が生まれ、交通渋滞や景観の悪化を引き起こしているという。
配車システムでは、ETC(ITS技術)を活用。銀座1号乗り場で客待ちするタクシーを築地川第一駐車場内で待機させ、ETCを活用した配車システムにより、乗り場での待機列が一定台数を超えないよう配車する。ETCアンテナを銀座1号乗り場及び築地川第一駐車場に設置して、待機車両台数を管理することで、自動での配車管理が可能となる。これにより、待機列を解消し、円滑で安全な交通環境の実現を目指すとしている。
運用開始日時は9月2日午後10時00分。運用時間は午後10時00分から翌午前1時00分(土曜・日曜・祝日および休日を除く)。