俳優・渡辺謙が主演を務める映画『許されざる者』(9月13日公開)の劇場ポスターが19日、公開された。
同作は、クリント・イーストウッドが監督と主演を務めた映画のリメイク作品で、『悪人』(2010年)、『フラガール』(2006年)などで知られる李相日監督がメガホンを取った。1880年の北海道を舞台に、幕府軍の残党でかつては"人斬り十兵衛"と恐れられた男・釜田十兵衛(渡辺謙)は、顔を切り刻まれた女郎から「敵を討ってほしい」という願いを受ける。亡き妻と幼い子どもたちのために「2度と人は殺さない」と誓っていた十兵衛は、葛藤しながらも再び刀を手にとる。
今回公開された劇場ポスターには、釜田十兵衛のほか、十兵衛の過去を知る男・馬場金吾(柄本明)、町を牛耳る支配者・大石一蔵が登場。覚悟の表情と共に、十兵衛は「人を斬って…斬って斬って最後には誰かに斬られて死ぬ。ただそれだけの人生だと思ってた」、金吾は「一緒に夢見ないか。俺だって一度くらいお日さま浴びたくてなぁ」、一蔵は「勝って生き残った者が正義で、負けて死んだ者が悪になる。記録ってのはそういうもんだろ」とそれぞれのキャラクターを象徴するセリフが書かれている。