市場調査会社のカンター・ジャパンは、アメリカの消費者が日本の自動車ブランドをどう見ているのかについて調査を行い、このほどその結果を発表した。トヨタ車に関して、「評価できる・他の車とは違うと感じる」と回答した人の割合は54%となり、大衆車の中では最も評価が高いことがわかった。
この調査は18歳から65歳までの男女のうち、過去4年間に新車を購入した人、または今後2年以内に新車を購入する予定がある人の計397人を対象に行われた。調査期間は2013年3~4月で、インターネット経由で実施されている。
大衆車に分類される自動車ブランドに関して、「ブランドを知っているか? もしくは乗ったことがあるか?」を聞いたところ、1位はフォードの88%で、2位がトヨタの82%だった。日本車勢ではホンダが4位、日産が5位に。「評価できるか? 他の車とは違うと感じるか?」との質問では、トヨタが54%で堂々の1位。2位はホンダで50%だった。
同じ調査は2009年から毎年行われているが、トヨタの評価は大規模なリコールのあった2010年に44%まで下がっていた。それから3年を経て、2009年の58%に近いレベルまで評価が回復してきたことが明らかとなった。