東京電力は18日、同日午前8時20分頃、瓦礫撤去作業前のカメラによる現場確認において、福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)より、湯気らしきものが漂っていることを協力企業作業員が確認したと発表した。
東京電力によると、その後午後1時時点も湯気らしきものが漂っている状況は継続。午後1時のプラント状況について以下のとおり確認するとともに、午後1時15分に未臨界維持を確認したとしている。
原子炉注水、使用済燃料プール冷却 : 安定的に継続
モニタリングポスト、連続ダストモニタ : 有意な変化なし
圧力容器、格納容器温度 : 有意な変化なし
希ガスモニタ : 有意な変化なし
格納容器窒素封入 : 有意な変化なし
また、3号機原子炉建屋使用済燃料プール養生上部の雰囲気線量の測定結果については、毎日作業前に実施している線量測定値と比較して大きな変動はないという。
東京電力は、未臨界維持を確認しているが、念のために、ほう酸水注入については、いつでも開始できる体制を整えているとしている。
なお東京電力では、18日午後6時から、本店本館3階にて会見を開催し、説明をする。