音声合成ソフトウェアのキャラクター「初音ミク」とコラボレーションしたNTTドコモのスマートフォン「Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E」を9月下旬に発売される。このコラボスマホの発売前に東京・六本木ヒルズにおいてAR(仮想現実)を用いた大規模なプロモーションイベントが開催中だ。

東京・六本木ヒルズにあるメトロハット。ここで初音ミクがライブを行う

メトロハット内部にも初音ミクの広告が掲示されている

「HATSUNE MIKU AR STAGE」と題した今回のイベントは、Android OS搭載スマートフォンやタブレットを六本木ヒルズのメトロハットにかざすと、初音ミクのライブが端末上に表示されるというもの。7月16日から21日の19時30分から23時まで実施される。

ライブの「推奨鑑賞エリア」。ここからだとライブの全貌が見やすいという

カウントダウンからスタート。ライブには途中参加できない

「HATSUNE MIKU AR STAGE」は、「SmartAR」と呼ばれる技術を使用している。このSmartARは、2次元バーコードなどのマーカーがなくても、カメラに写った”特定の物体”を認識して、そこに3D映像を重ねて描画できる技術だ。

ライブスタート。まずは初音ミクがメトロハットの下から登場

今回の「HATSUNE MIKU AR STAGE」では、メトロハットが特定の物体となる。専用アプリをインストールしたスマホカメラをメトロハットに向けると、初音ミクのライブが見られるようになる。ライブは10分間隔で実施され、livetune作詞・作曲の「Packaged」を初音ミクが歌う。ライブの開始と終了のタイミングは決まっているため、全員が同時に同じライブを見ることになり、歌声もAndroid端末から一斉に流れるかたち。

メトロハットの周囲を初音ミクが飛び回る

画面をタップすると、声援を送るように星などが表示される

このプロモーションのために特別に撮影された初音ミク

今回のプロモーションは、ドコモ、ソニー、クリプトン・フューチャー・メディアの3社が共同で企画したもので、夜間に実施される屋外ARとしては日本最大級だという。