片手で持てる待望のWindows 8タブレット
スペックをざっとまとめると、CPUがデュアルコアのIntel Atom Z2760(1.8GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB eMMC、グラフィックスがIntel GMAだ。ネットワーク機能は、IEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0+HSを搭載する。標準状態で内蔵ストレージの空き容量が30GB弱と、少々心もとない。Iconia W3-810はSDXC対応のmicroSDメモリーカードスロットを備えているので、microSDメディアやオンラインストレージでうまく補いたい。
液晶は8.1型タッチパネルで、解像度は1,280×800ピクセル、5点マルチタッチに対応している。OSにはWindows 8 32bit版を搭載しており、「RT」でなくフル機能のWindows 8が使えるのはうれしいところ。
インタフェース類は、上述のmicroSDメモリーカードスロットと、microUSB 2.0ポート、microHDMI出力だ。フロントとバックに200万画素のWebカメラを1基ずつ備える。このほか、ステレオスピーカー、マイク、ヘッドホン端子に加え、照度センサー、ジャイロスコープ、加速度センサー、電子コンパスなどの各種センサーを内蔵している。
本体サイズはW134.9×D219×H11.4mm、重量は約500gだ。本体カラーは背面がシルバー、サイドフレームがホワイト、ディスプレイパネルがブラックという3色になっている。本体側面のフレームはプラスチック製だが、安っぽい感じはしない。約500gの本体重量は8型クラスのミニタブレットの中では重いほうだが、「片手で持ちながら縦でも横でも使えるWindows 8タブレット」という点にメリットを感じるなら、あまり気にならないはずだ。