スズキは17日、小型乗用車「スイフト」に新開発の「デュアルジェット エンジン」や「エネチャージ」をはじめとする低燃費化技術を搭載した3タイプの新グレード「XG-DJE」「XL-DJE」「XS-DJE」を設定して発売した。価格は139万7,550円~178万7,100円。
今回設定された新グレードは、低燃費と力強い走りを両立したという新開発デュアルジェット エンジン(K12B型 / 1.2L DOHC吸排気VVT)に、減速エネルギー回生機構エネチャージや、新アイドリングストップシステムなどスズキグリーン テクノロジーを小型車で初めて搭載。2WD車は26.4km/L(JC08モード走行)、4WD車は22.6km/Lという低燃費を達成し、どちらの駆動方式もエコカー減税の免税対象車となっている。
さらに、専用メーターを新設計し、燃費効率が良い運転状態やエネチャージ作動などを知らせるステータスインフォメーションランプ、走行時やエネチャージ作動時のエネルギーフローを表示するインジケーター、エコドライブ度を20段階で表示するエコスコア、エコドライブに役立つさまざまな情報を知らせるマルチインフォメーションディスプレイでエコドライブを支援する。
エクステリアでは、新形状のフロントバンパーやグリルを採用したほか、ラジエーターグリルは立体感のあるメッシュタイプとし、一部グレードにはフォグランプベゼルにLEDイルミネーションランプや、新デザインの16インチアルミホイールを採用。インテリアは、ブルーの差し色を用いた光沢感のあるファブリックシート表皮を採用し、華やかな印象を加えた上質なインテリアにしたとのこと。
なお、「スイフト」の一部改良も行われ、全機種にESP(車両走行安定補助システム)を標準装備。「XG」「XL」「XS」ならびに特別仕様車「スイフト RS」は、4WD車にデュアルジェット エンジンを搭載するなどして燃費を改善し、CVT車を全てエコカー減税の50%減税対象車とした。また、フロントバンパーやグリルなどのデザインを変更したほか、「スイフト RS」は外観に専用部品を採用している。