こんなに苦労するって、なぜ転職前に気づかなかったんだろう…と、転職でへこむ人は意外と多い様子。転職で失敗したと感じやすい点、またやりがちな失敗には、どんなものがあるのかチェックしてみました。

■「残業なし」なのではなく、「残業持ち帰り」だった

転職してみて、こんな裏があったのかと知らされることも多くあります。そのひとつが「残業なし」という言葉の裏。実際に会社で「残業なし」という規定は設けられているのですが、持ち帰って仕事しなければこなせないほどの仕事量をまかせられ、結果「残業持ち帰り」が暗黙のルールになっているという会社もあるようです。

■コネ入社、こんなに風当たりが強いって…

会社の即戦力となれれば問題は少ないのですが、コネだけを頼りに未知の分野に就職した場合、いろいろと風当たりが強くなりやすいようです。特に長年勤めている人を差し置いて、管理職なんかについてしまった日には、肩身の狭い思いも…。

■あの人が、隠れボスって気づかなかった…

転職後、意外と悩まされることの多い問題が、隠れボスの存在です。隠れボスは意外な場所にいることが多く、それを知らずにうっかり無視してしまったり、逆鱗(げきりん)に触れるようなことを言ってしまったりと反感を持たれてしまうこともあるようです。隠れボスはパートの年上女性や掃除屋さんなど、びっくりするようなところに隠れていることもあるため、どんな人にも公平に思いやりと謙虚な気持ちで接するようにしましょう。

■入社した途端、人事制度が変わった

転職活動で「最初は平社員だけど、すぐ管理職待遇で迎える」という話でまとまっていたのに、入社した途端に人事制度が変わり、なるはずだった役職が消去されていたり、管理職の数が激減され中途入社組の入る余地がなくなったり…なんていうこともあるようです。こればかりは運としか言いようがありませんが、「もしや、採用担当者は知っていたのでは」と、うたがってしまいます。このような場合、逆に採用した側はひとことおわびを添えて「知らなかった」と言い訳しに行った方がいいかもしれません。

■同世代が全くいない

働いている人の年齢層が高いとは聞いていたけど、まさかここまで…とびっくりするほど、同世代がいない会社というのもあります。日本語の解釈は、時に難しいものです。

■仕事がない

転職したのに配属先が決まらず仕事ができない、研修も終わったのに仕事をまかせてもらえないなんていう人も中にはいるようです。今の世の中、人手を余らせても平気でいられるのは、よほど恵まれた会社か、そうでない会社かのどちらかと言えます。会社が今、どちらに傾いているのかは冷静に見極めましょう。