富士ゼロックスは17日、空気清浄機を内蔵したA3カラー複合機「DocuCentre-IV C2263」シリーズを2モデル発表した。主に病院や診療所、保育園、幼児園、学習塾などへの導入を想定する。9月11日より発売し、価格はコピー/プリント対応の「DocuCentre-IV C2263 Model-P」が1,080,000円、コピー/プリント/スキャナ/FAX対応の「DocuCentre-IV C2263 Model-PFS」が1,430,000円。
今回の新製品は、中小規模オフィス向け「DocuCentre-IV C2263」シリーズの派生モデル。給紙カセット1段分のスペースに、空気清浄機を内蔵した。空気清浄機には、有機銀粒子を塗布した高い抗菌効果を持つフィルターと抗ウィルス性を持つフィルターを組み合わせた「バイオフィルター」、および活性炭による高い消臭効果を実現した「消臭フィルター」を搭載。30~50m平方メートルほどの空間を、1~2時間前後で清浄可能という(運転モードを「強」の場合)。本体の液晶パネルにて、空気清浄機のオン/オフ、風量調節、曜日ごとの稼働時間などを設定できる。
コピー/プリントの出力解像度は600×600dpi、A4用紙のファースト出力時間はモノクロが6.5秒、カラーが8.1秒、連続出力時間はカラー/モノクロとも最大20枚/分。給紙は560枚×2トレイ+手差しトレイ50枚。両面印刷にも対応しており、インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANとUSB 2.0。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.5~10.8。
ベースモデルの「DocuCentre-IV C2263 Model-P」と基本として、スキャナ、FAX、ダイレクトFAX、インターネットFAX、IP-FAX、自動両面読み取り対応ADF、フィニッシャーなどはオプションとなる。同じくオプションでAdobe PostScript 3にも対応する。ベースモデルの本体サイズはW585×D640×H1,046mm、重量は109kg。