女優の上戸彩が母親役、子役の濱田ここねが主役のおしんを演じた映画『おしん』(10月12日公開)の主題歌に、flumpoolとMaydayの初コラボレーション楽曲「Belief ~春を待つ君へ~」が採用されることが16日、明らかになった。
NHK朝の連続テレビ小説「おしん」は橋田壽賀子が脚本を務めた作品で、NHKのテレビ放送開始30周年記念作品として1983年4月4日から1984年3月31日まで放送され、平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%を記録。日本中に「おしん」ブームを巻き起こし、世界68の国や地域で放映された。
そして今回、映画化作品の主題歌として、日本を代表するバンド・flumpoolとアジア圏で人気を誇るバンド・Maydayとのコラボが実現。楽曲「Belief ~春を待つ君へ~」は、山村隆太(flumpool)と阿信(Mayday)の両ボーカリストの歌声が広がる壮大なバラードソングで、阿信は同曲で初の日本語歌唱に挑んだ。flumpoolは2011年10月、台湾で開催された「SUPER SLIPPA PART2」に参加し、そこでのMaydayとの共演がきっかけで親交が深まった。2012年12月12日にリリースされたアルバム『experience』を台湾、香港、シンガポールでも発売し、特別にMaydayの「OAOA」のカバーソングを収録した。今年の4月には、Maydayが来日。東京・NHKホールでライブを行い、日本では初となるflumpoolとの共演を果たした。
今回の主題歌に関して、山村は「大変光栄に感じています」と語り、「しかも僕たちだけではなく、アジア圏で絶大な人気を誇る大先輩のMaydayとコラボレーションさせていただけるということは、僕たちにとって夢のような話でした」と二重の喜びを伝える。楽曲制作には台本を読んでから臨み、「家族を大切にすること、故郷を大切にすること、そして自分自身の為に一生懸命生きていく精神に大きな感銘を受け、その全てがこの楽曲につながったと思っています」と同曲に込めた思いを明かしていた。
一方の阿信も、flumpoolとのコラボに「本当に最高な事だと感じています」と喜びのコメント。「実は、『おしん』は、中国語では"阿信"と表記されます。僕の名前も阿信。こんな共通点もとてもうれしいです」と縁のある作品のようで、初の日本語歌唱については、「この曲は、歌詞がとても美しく、映画とも共通する、困難に遭遇した時に立ち向かっていく気持ちや姿勢などを教えてくれると思います。僕自身、楽曲の日本語を勉強して、意味を理解した時に心から感動しました」と語っていた。