日産自動車は15日、インドにて新型車ダットサン「GO」をお披露目したと発表した。同車は、日産自動車の第3のブランドとして復活した"ダットサンブランド"の21世紀初のモデルであり、インドで2014年初頭に発売する予定。
ダットサン GOは、1.2リッターのエンジンに5速マニュアルトランスミッションを組み合わせた、5ドア前輪駆動のハッチバックモデル。コンパクトサイズながら、広い全幅と長いホイールベースによって広い室内空間を実現し、スマートフォン用のモバイルドッキングステーションを装備することで音楽や写真を車内で楽しめる。価格設定は40万ルピー以下であり、同価格帯においては1ランク上の商品価値を提供するとのこと。
車名は、高い成長を続ける市場において、よりハイレベルを目指している(GO further)ユーザーの気持ちに応えたいという想いと、約100年前に日本で誕生したダットサン最初のクルマ「脱兎号」(ダットゴウ)から着想を得ている。
ダットサンモデルは、各市場向けに開発される予定であり、ダットサン GOは、2014年後半にインドネシア・ロシア・南アフリカで発売予定のダットサンラインナップの第1号モデルとなる。なお、デザインは日本の日産のグローバルデザインセンターが担当したが、開発は現地で行っており、現地の市場要件、好み、ニーズに適合し、価格と供給の面で入手しやすいクルマを目指しているという。