アビッドテクノロジーは、新たなオーディオ/ビデオ・エンジンを採用し、64ビット完全対応を実現した最新のデジタル・オーディオ・ワークステーション「Pro Tools 11」を発売した。価格は、Pro Tools 11ソフトウェア(ダウンロード版)が7万2,660円。アップグレード版は2万9,600円(Pro Tools 10)~3万9,500円(Pro Tools 9)。クロスグレード版は3万9,500円(Pro Tools MP/LE)~4万9,400円(Pro Tools Express)。

「Pro Tools 11」は、プロフェッショナルな制作現場において音楽およびオーディオ制作の新しいワークフローを提供する最新デジタル・オーディオ・ワークステーションだ

同製品は、業界標準のデジタル・オーディオ・ワークステーションの最新モデル。多様なHDビデオフォーマットをタイムライン上で再生・編集することを可能にする「Avid Video Engine」、およびプラグインのパフォーマンスを下げることなく低レイテンシでレコーディング入力をモニターすることができる「Avid Audio Engine」を採用したほか、64ビットのアーキテクチャへ完全対応した。

また、メーター機能の拡張やプロセッシング・パワーの向上、Apple Retinaディスプレイのサポートなど、多数の機能追加および機能強化が行われている。さらに、ディスクへのオフラインバウンス機能の搭載により、ミックスを素早く出力することも可能となった。なお、Pro Tools 11およびPro Tools HD 11は現在、ダウンロード版という形で提供されている。