米シンガーであり、女優のジェニファー・ロペスが、ホームレスだった過去を明かしている。
現在は元夫マーク・アンソニーとの間に5歳になる双子のマックスとエメを持つジェニファーだが、自身の将来の方向性について母親と口論をした後にはダンススタジオに寝泊りすることが頻繁にあったのだという。ジェニファーは、W誌に次のように話している。
「私は母とよく喧嘩したわ。大学になんか行きたくなくて、ダンサーとして一人立ちしたかったから。だから母と距離を置いたこともあったわ。それでダンススタジオのソファで寝るようになったの。ホームレスだったわけだけど、私は母に『こうするしかないわ』って言ったのを覚えているの。そうしたら、その数カ月後にヨーロッパでダンサーの仕事に就けたの。それから戻って来たらテレビ番組の『イン・リビング・カラー』の仕事が舞い込んできて、番組内の『フライ・ガールズ』に抜てきされて、ロサンゼルスに移り住んだわけよ。この全てが1年以内に起きたのよ」
そうして自分の手でつかんだ自由を楽しむ一方で、ジェニファーはニューヨークのブロンクスからロサンゼルスへ拠点を移すが、ロサンゼルスが大嫌いだったと続けている。「LAは大嫌いだったわ。『牛乳を買うようなお店はどこ? あなたたち、道を歩かないの?』って周りに聞いてたくらいよ。今はロサンゼルスが大好きだけど、ブロンクスが私を強くしてくれたようなパワーは感じられないわね。私が生きるために必要だった力強さの全ては、ブロンクスからもらったの」
ジェニファーはまた、自身が持つ野心や仕事に対する熱意を自分の子供たちにも受け継がせるつもりだと明かしている。「子供たちには何事にも一生懸命取り組むように教え込もうって思ってるわ。でも私が子供たちから学んだことと言えば、あの子たちは言われたことに従うのじゃなくて、親がやっている姿を真似するのよ。私も両親をよく見ていたもの。私の父は夜遅くに働いていたんだけど、父が私たちのためにどれだけがんばってくれているのかということに私はちゃんと気づいていたわ。私の母はタッパーウェアを売り歩く仕事と学校での仕事を掛け持ちしていたの。だから、私は常に両親をがっかりさせまいと思っていた。それに早い時期から私には自然と規律が身についていたのよ。いつも何かに向けて努力していたの。自分の部屋の鏡の前で、歌ったり踊ったりしていたことを覚えているわ。私にはいつも夢があったけど、それがどんどん大きくなっていっただけなの」
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