プジョー・シトロエン・ジャポンはこのほど、プジョーのスポーツクーペ「RCZ」のチューンアップバージョンである「RCZ R」を、英国で開催されたモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で初公開した。わずか1.6リットルで270PSを発揮するエンジンを搭載する。
「RCZ R」のエクステリアは、ボディと一体化した大型のリアスポイラー、専用のディフェーザー、10mm低くなった車高、19インチのアルミホイールといったチューニングが施されており、空力特性とグリップ力が高められている。エンジンは1.6リットルの直噴ターボで、270PSというハイパワーと、145g/kmというきわめて少ない CO2排出量を達成している。0-100km/h加速は6秒未満。このパワーを受け止めるため、特別なチューニングのサスペンションや、トルセン・リミテッドスリップ・デフを装備している。
インテリアでは、サポート性の高いプジョースポーツ開発の新型バケットシートを採用。このシートには、「R」のモノグラムが刻まれている。小型のステアリングホイール、短いギアレバー、赤色でハイライトされたアルミ製の専用ギアノブといったスポーティな装備も多数装備。スポーツムードを高める赤いオーバーステッチも、シート、ステアリングホイール、ギアレバー、ドアトリムのパッド、アームレストなどに施されている。
同モデルは「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で初公開され、9月のフランクフルトモーターショーで正式にワールドプレミアを果たす。2014年初頭に欧州で発売される予定で、日本では2014年春以降の発売を予定している。