ボートレースと言えば、「おじさんたちが集うところ」と感じている人もいるかもしれない。しかし今日では、水上で戦うイケメンレーサーに心ときめかせている女性ファンも多いのだ! そんなボートレースの魅力と、注目したいイケメンレーサーたちを紹介したい。
水面に映るボートの姿にもうっとり!?
場所は群馬県みどり市にある「ボートレース桐生」。同所で初めてボートレースが開催されたのは、昭和31年(1956)のこと。日本で初めてナイターのレースを開催したボートレース場でもあり、現在は「ドラキリュウナイター」の呼称で、一年を通してナイターのレースを実施している。
夕間暮れ、赤城の山々のシルエットが漆黒へと変わりつつある中、水面に選手たちの乗るボートが照り映える。ちょっとロマンチックでもあるその風景は、男性客のみならず女性客やカップルにも評判がいいという。
そこで、もっと幅広い人たちにボートレースの魅力に親しんでもらいたいと、同所では現在、様々なイベントを開催している。今回はその一環である女性向けのイベント、「イケメンボートレーサーと満喫! ボートレース体験」に訪れてみた。
スタートの駆け引き、ターンに注目
しかし、初心者はまずどうやってボートレースを楽しんだらいいのか分からない。そこで同イベントでは、ボートレースの見方、醍醐味(だいごみ)、そして舟券の買い方などについて、タレント・高尾晶子さんがレクチャーしてくれた。高尾さんはテレビを通してボートレースの魅力を発信する一方、自らもボートレースの大ファンなのだ。レクチャーいただいたポイントは以下である。
スタート時の攻防
陸上と違い水上では、最初から横一線に並んでスタートというわけにはいかない。ファンファーレが鳴ってピットアウトしつつ、スタートラインまでの距離の中で得意なスタート位置を狙った駆け引きをしながら待機する。一般的にはインのポジションが有利だが、狙いすぎて助走距離が短くなると不利になってしまう。この駆け引きも見逃せない。
インコースかアウトコースか
ぐるっと周回するボートレースでは、一般的にはインコースでコーナーを回れるのが有利。その攻防も見どころとなる。選手によって内側、外側それぞれ得意な選手がいるので、そこもレース予想のポイントとなる。
コーナーの攻防、迫力のモンキーターン
コーナーでは、選手たちはモンキーターンという技を見せる。これは、ボートの上に前傾姿勢で立ち上がり、ボートの外側を強く押すことにより、高速旋回を実現したもの。現在、多くの選手がモンキーターンを採用している。
勝敗は選手のランクだけでは決まらない
当然、ランクが上であったり、ベテランの方だったりすると強いと思うが、乗るマシンはレースごとに異なるため、マシンとの相性次第でも結果は変わる。どのマシンをつんだボートに乗るかは、くじ引きにより決まるのだとか。
内に秘めた闘争心にも萌え
そしてボートレースのもうひとつのお楽しみは、「イケメンボートレーサー」が多いということ。減量などで引き締まった身体、レースに対する真剣なまなざし、ストイックさ、そして、レースから離れた途端に見せるやさしい笑顔。思わずハートを打ち抜かれる女子が急増中なのだそう。
同イベントでは、イケメン選手3人によるトークショーも開催。レーサーを身近に感じられるのがうれしい! ショーの中でかいま見られた彼らの姿を紹介しよう。
深谷知博選手は1988年4月1日生まれ、血液型はA型。現住所は静岡県。ちょっとシャイなところがあるようだが、おだやかな中にも闘志を秘めている。
「ボートレースというと勝負の世界でもあるわけですが、水上のスポーツとして、スポーツ目線で見てもらえるとうれしいですね。
僕自身はきれいなレースを目指しています。ボートレースはちょっとした油断が大事故につながるのですが、以前、接触で相手の選手をケガさせてしまったことがあって、それ以来、絶対にケガさせてはいけないと心に誓い、“きれいに走ってきれいに勝つ”レースを目指すようになりました」。
河合佑樹選手は1987年3月14日生まれ、血液型はA型。現住所は静岡県。優しそうな瞳に女性はキュンとするはず。
「レースの間は4~6日間ほど拘束され、宿舎で団体生活になります。その間はゲームも携帯もダメ。だからDVDを見たり、仲間とおしゃべりしたり。そんなストイックな生活を送っています。
また、体重を増やすことができないので、減量したり食事制限したり。とても大変ですが、それでも僕たちにとってレースはとても魅力的です。選手たちがみんな頑張っているボートレース、是非会場で、生で見てほしいです」。
そして、庄司樹良々選手は1991年1月7日生まれ、血液型はO型。現住所は東京都。眼力のあるやんちゃ系イケメンタイプだが、レースに関してはかなりストイック。
「1着になれば最高の気分。6着になれば本当に落ち込む。そんな真剣勝負を常にできる世界に身を置けることに幸せを感じています。
約1,600人いるボートレーサーは年齢も個性も本当にまちまちなので、きっとお気に入りの選手がいると思います。そんな選手を応援するのも楽しみのひとつだと思うし、やっぱり僕たちも応援してもらえるとすごくうれしいです」。
快適な指定席で思う存分レースを観戦
いよいよボートレースを観戦するために南ウィングに移動。昔ながらのボートレース場の雰囲気を持つ北ウィングに対し、南ウィングは、群馬のB級グルメも楽しめるフードコート、レストラン、清潔なトイレ、そして明るく広々とした指定席ルームなどがあり、デートや女子会にもぴったりなエリアとなっている。
今回は南ウィング2階でレースを観戦。2階はすべて特別観覧席となっており、有料自由席(200円)と、座敷に座って観戦できるわいわいシート(2,000円で1~6名の利用可能)、指定席のプライベートシート(1,000円)、モニター付きの座敷席アクアシート(4,000円で1~6名の利用可能)がある。
大きな窓から間近にレースを見ることができる上に、室内各所のモニターではオッズや選手に関する情報が随時流れているので予想もしやすい。フードコートで購入したお弁当を食べながらの観戦もOKだ。
勝敗を予想したら、そのままテーブルに備え付けの用紙に記入し、すぐ後ろの舟券売り場で購入。もし用紙の記入の仕方が分からなければ、窓口のスタッフが丁寧に教えてくれる。舟券の買い方は連勝複式、2連単などがあるが、今回は2連単で購入。2連単は1位と2位を予想するというものだ。
モニターでオッズを確認しつつ、初心者である筆者は結局、好きな色のボートにかけることにした。舟券は100円から購入することができる。
舟券を握って、レースの始まりを告げるファンファーレを聞く。この緊張感が心地よい。ボートが一斉にスタートを切ると、予想以上の速さで目の前に近づいてくる。そしてカーブの攻防! さっと水しぶきがあがり、選手たちが猛スピードで目の前を走り抜けていく。
筆者の予想結果は想像にお任せするが、当たっても当たらなくても、見ているだけで楽しめることは間違いない。抜きつ抜かれつの攻防にハラハラさせられっぱなしだ。「ボートレースは水上の格闘技」「純粋にスポーツとして楽しめる」という言葉も納得させられる。しかもイケメンたちが闘っていると思うと……ハマっちゃいそう!
女性リスナー限定、無料招待ツアーも
ちなみに9月18日には、文化放送とラジオ大阪で毎週日曜日の16時30分から放送されている「圭市・邦丸☆ドリボート」主催で、「女性リスナー限定!『新鋭王座決定戦』無料招待ツアー」が行われる。
ツアーは浅草駅から東武鉄道「観戦ツアー専用列車 BOATRACE TRAIN(スカイツリートレイン)」に乗車し、車内イベント・開会式出席・レース観戦を体験するもので、参加者だけがもらえるプレゼントもある。詳細については番組HPを是非チェックしていただきたい。