JR東日本盛岡支社はこのほど、大船渡線BRTの新駅設置と一部区間での専用道の供用開始、気仙沼線BRTの専用道延伸およびダイヤ改正の実施を発表した。
大船渡線BRTでは、長部~陸前高田間に夏季限定の臨時駅「奇跡の一本松駅」を設置する。7月13日から8月31日までの土休日と、8月6~7日、8月12~16日の日中時間帯(9:50~16:05)に当該箇所を運行する便上下各5本を停車させるとのこと。運賃は気仙沼駅から400円、盛駅から480円となっている。
9月28日には、大船渡線BRTの小友~細浦間に新駅「碁石海岸口駅」を設置するほか、竹駒駅付近の0.5kmと、小友駅付近と大船渡駅との間の約10kmで専用道の供用を開始。これにより、大船渡線BRTにおける専用道は合計で13.7kmとなる。これにともない、高田病院~下船渡間については、全便が小友駅経由の運行に統一される。竹駒駅、細浦駅、下船渡駅は専用道上に移設となり、駅舎およびトイレを新設。同日よりダイヤ改正も行われ、乗降客がいない場合には駅に停車せず、そのまま通過するようになるという。
気仙沼線BRTでも、9月5日に専用道延伸およびダイヤ改正を実施。陸前戸倉~志津川間のうち約3.5km、志津川~清水浜間のうち約3.8km、陸前港~陸前小泉間のうち約2.8km、合計10.1kmとなる。今回の延伸により、気仙沼線BRTにおける専用道は計21.7kmに。こちらもダイヤ改正以降、乗降客がいない場合には駅に停車せず、通過する。