JR北海道は今月6日に発生した特急「北斗14号」の出火事故を受け、特急「北斗」(函館~札幌間)と特急「サロベツ」(札幌~稚内間)の一部便を、8月31日まで運休すると発表した。
現在、運休しているのは、事故車両と同型のエンジンを使用している車両で運行していた特急「北斗」8本(上下各4本)と特急「サロベツ」2本(上下各1本)。中でも、同社の「ドル箱路線」であり、夏季の輸送需要増が見込まれた函館~札幌間では、特急「スーパー北斗」「北斗」上下22本のうち3割以上が運休となり、ビジネス利用者や現地の観光関係者らから不安の声が上がっていた。8月末までの運休を決めたのにともない、同社は7月13日から函館~札幌間で別の車両による臨時特急1往復を運行する。
臨時特急は、札幌駅7時30分発、函館駅11時23分着の「北斗84号」と、函館駅14時0分発、札幌駅17時47分着の「北斗91号」。指定席3両、自由席2両の5両編成で、通常の「北斗」より2両少ない編成。グリーン車はなく、車内販売も行わないとのこと。