電動バイクの開発・製造・販売を行うテラモーターズは、スマートフォンとつながる機能を搭載した電動バイク「A4000i」および「A4000」を発表した。スマートフォンを通じて、走行時の各種データをクラウドデータベースにアップロードできる。

テラモーターズの電動バイク「A4000i」

同モデルは世界初というスマホとつながる量産式電動バイク。今回発表されたアプリケーションでは、走行時の電力消費、バッテリー残量、走行時の各種データを、スマ-トフォンを通じ、クラウドデータベースにアップロードすることが可能となる。対応するスマートフォンはiPhoneシリーズで、「A4000i」のみこの機能を搭載する。

スマートフォンとの連携により、中長期的には新興国においてビックデータを解析し、各種ビジネスに応用していくことをねらいとしているという。同社はビッグデータの中でも最も価値があるといわれているのは位置情報とし、ユーザーがいつ、どこで、何をしているかを収集・分析することで、パーソナライズされた広告をはじめ、魅力あるさまざまなサービスを提供することが可能になるとしている。

今回発表されたモデルは、急な坂道や2人乗りでもパワフルな走りが可能となる性能を持ち、走行距離5万kmの長寿命を実現したオリジナルリチウムバッテリーを搭載する。日本では宅配用途などの業務用バイクとして販売。バイクの需要が大きい東南アジアでも販売し、2015年末までに、アジアを中心に全世界で10万台の販売を目標としている。日本での価格は、「A4000i」が45万円、「A4000」は未定となっている。