米IDCは10日(現地時間)、2013年第2四半期の世界全体におけるPC出荷台数を発表した。世界市場全体では前年同期比マイナス11.4%の7,563万2,000台となった中、メーカー別のシェアではレノボが16.7%を占め、初めて首位に立った。


レノボは日本以外のアジア太平洋地域、特に中国で振るわなかったものの、米国などで健闘し、前年同期からシェアを1.7%伸ばした。

それまで首位だったヒューレット・パッカード(HP)は、直近の四半期から改善したものの、シェアは16.4%で2位となった。米国で安定した数字を残したが、欧州・中東・アジア地域で大きく減少した。

デルは米国での実績が改善され、前年同期比マイナス4.2%と市場平均よりも小幅の減少に留まった。一方、3位のエイサーは前年同期比マイナス32.6%、4位のASUSは同マイナス21.1%と苦戦している。

■2013年第2四半期 世界PC出荷台数およびトップ5ベンダー
2013 2Q
出荷台数(千台)
2013 2Q
シェア
2012 2Q
出荷台数(千台)
2012 2Q
シェア
2013 2Q/2012 2Q
成長率
1.レノボ 12,619 16.7% 12,802 15.0% -1.4%
2.HP 12,378 16.4% 13,414 15.7% -7.7%
3.デル 9,230 12.2% 9,633 11.3% -4.2%
4.エイサー 6,226 8.2% 9,241 10.8% -32.6%
5.ASUS 4,590 6.1% 5,820 6.8% -21.1%
その他 30,589 40.4% 34,464 40.4% -11.2%
全体 75,632 100.0% 85,374 100.0% -11.4%
出典 IDC Worldwide Quarterly PC Tracker, July 10, 2013