本田技研工業は11日、英国バッキンガム州ミルトンキーンズに、欧州におけるFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)の活動拠点を構えると発表した。同社は、パワーユニットサプライヤーとしてMcLarenとのジョイントプロジェクトのもと、2015年からF1に参戦する。
今後はこの拠点を基盤として、欧州でのF1レース活動における体制を構築し、2015年シーズンからの参戦に向けた準備を進めるとのこと。本田技術研究所 四輪R&Dセンター(栃木)で開発されたエンジンを含めたパワーユニットのリビルドやメンテナンス、サーキットサービスも同拠点にて行われる。
なお、同拠点はMUGEN EURO Co., Ltd.が構える新社屋内に設置され、F1の他にもWTCCといった欧州におけるモータースポーツの活動拠点としての役割を担い、2014年6月の稼働開始を予定している。
本田技術研究所取締役 専務執行役員 四輪レース担当の新井康久氏は、「今後、ファンの皆様の期待に応えるべく、2015年に向けてパワーユニットの開発を加速し、新たなホンダサウンドを響かせることができるように頑張っていきたいと思います」とコメントしている。