夏の就寝時の暑さが原因で、起きた際に体調不良を感じたことがありますか? |
サーモスは全国の10代~60代の男女600名を対象に、「夏の夜の熱中症対策(暑さ対策含む)に関する意識調査」を実施した。調査期間は6月17日~20日。
約半数が寝起きに体調不良を感じている
まず、夏の就寝時の暑さが原因で、起きた際に体調不良を感じたことがあるか尋ねたところ、49.0%が「ある」と回答した。また、体調不良を感じた人の中で、「熱中症にかかった」という自覚がない人の割合は54.8%となっている。
夏の夜間の暑さによる体調不良は、熱中症が原因で発生している可能性があることを知っていますか? |
就寝時に水分補給している人は53%
次に昼間と夜間の熱中症対策について聞いた。昼間の熱中症対策は、90.9%が「こまめな水分補給を行う」と回答している。しかし、就寝時に水分補給をしている人は53.3%と低く、「エアコンを使用する」(52.7%)とほぼ同じ割合だった。
続いて、夏の夜間の熱中症対策で、体調不良の改善を感じたことがあることを聞くと、一番多い回答が「寝具を工夫する」で91.8%。次いで「寝る前に水分を取る」(90.7%)だった。
熱中症対策に有効な水の温度は5℃~15℃
また、就寝時の水分補給で水の温度に気をつけているか尋ねたところ、「はい」は29.5%、「いいえ」が70.4%。大部分が水の温度を気にしていないことが分かった。
横浜国立大学 教育人間科学部 田中 英登教授によると、熱中症対策における水分補給において、適切な温度があるという。補給する水の温度は、5℃~15℃が適切であることが実験により分かっている。就寝時や起きた際に、適温の水分を摂取することが、熱中症対策には有効とのこと。